うちの周りに巨大化したフキが群生していることは以前にも触れましたが、宿にお泊りいただいたお客様はあのフキが気になるようです。
特にお母様方には「あのフキは食べられるの?」と聞かれることもしばしば。
あんなに巨大化していても食べれるらしい、青い茎のフキは食べられるらしいとの情報は得ていたのだがなかなか実行に移せず。
いかしいつまでも「食べられるらしいですよ~。まだ試していないのですけど」と答えていては宿主補佐としての勤めは果たせずと自分に言い聞かせ、試してみましたよ~~。フキ。(そんな大げさなことでもないか・・・・)
まずは最近目星を付けていた青い茎のフキを摘み取りにナイフ片手で玄関のすぐ外に。
陰なっているところに生えているフキは瑞々しくて切り取ると水分が噴き出ました。
持ち帰ったフキは塩でご~りご~りして鍋に。
本には「長さを鍋の直径に合わせて切って茹でる」と書いてありましたが、私がそれを見たのは切った後。
なんてバラバラな切り具合。
だってB型なんですもん。
灰汁だ!
茹で上がってすじを取って長さをそろえて切った後。
子供の頃に祖母の家で茹でたフキのすじを取る手伝いをしたなあとか思い出しながらすじ取りを。
おもしろいのだ。フキのすじ取り。
こうやって見るとなんだかちゃんとフキだわ。
早速ちくわと筍と煮てみました。
相変わらず私が撮ると美味しくなさそうに撮れる・・・
しかも写メだし。
盛っているお皿はこっちに引っ越すときに母にもらったもの。
萩焼の菓子皿で葉っぱの形をしています。
色も形もすごい気に入っています。
この写真では分かりにくいけど萩焼独特の優しい色合いです。
破壊王の異名を持つ私がうっかり割ってしまわないように祈ってください。
フキは新鮮なためか香りが強くとてもおいしかったです。
水煮のフキでは味わえない滋味でした。
子供の頃食べたフキの味を思い出してなつかしい感じになったりして。
本日の夕食はスコッチエッグなるものを初めてつくってみました。オーブンでの焼き時間がやや長かったのか、仕上がりは硬め・・・・
「硬いね。失敗?」と殿に言われました。失敗じゃないのよ!ちょっと硬かっただけ!
フキと筍は美味かったそうです。ちくわには手をつけず・・・・やっぱり。
次回に課題を残します。反省。
宿の周りのフキは食べられます!採りに来て下さい。